金属アレルギーでお悩みの方へ よくある質問にわかりやすく答えます!

鈴木歯科クリニックでは大学病院等の皮膚科と連携し、
歯科金属が原因の金属アレルギー治療を行っています。
気になる方は一度ご相談ください。

01このような症状はないですか?

  • 皮膚がかゆい

  • 皮膚に赤い部分がある

  • 皮膚にブツブツがある

  • 金属が皮膚でかぶれる

もしかすると、お口の中にある金属が原因かもしれません。

アクセサリーを外しても症状が改善されない、皮膚科を受診も治らないということはありませんか?

今まで受けた歯科治療による詰め物・被せ物・入れ歯に使用させる金属など、あなたのお口の中に存在する金属が原因の可能性があります。

金属アレルギーは、今までの歯科治療による金属に反応して発症することがあります。お口の中に苦みを感じる場合や、口元、顔などに湿疹が出たときなどは、特に注意が必要です。また長年症状がなくても、急に発症することもあります。

02金属アレルギーとは

金属アレルギーとは

体外の異物に対して、体を守ろうとする免疫反応です。この免疫反応が特定の異物に対して過剰に起こることを、アレルギーと言います。

金属アレルギーは、金属が汗や唾液によってイオン化され、皮膚を通過することにより、体が異常な反応をする状態です。

発症の因子は、ピアスや指輪やネックレス、腕時計といったアクセサリー類、衣服のボタンやベルトのバックル、下着の金具などさまざまあります。体が金属に触れる状況は、身の回りにたくさんあります。

金属アレルギーの種類は2種類

金属アレルギーには2種類あります。局所性の金属アレルギーと全身性金属アレルギーです。

局所性・・・字の通り金属が触れることでその部位にアレルギーが起こることです。ネックレスやピアスなどが触れることでその部位に反応が出ます。

全身性・・・歯科金属アレルギーは全身性の金属アレルギーという項目に入ります。どこに発症しやすいかというと手や足などの汗が出やすい部位に起こることが多いです。

歯科金属アレルギー患者の傾向

患者年齢 8歳~84歳(平均50歳)
性別での差 女性>男性(女性のほうが6倍なりやすい傾向があります)
代表疾患 掌蹠膿疱症、接触皮膚炎、湿疹、アトピー性皮膚炎

03金属アレルギーの具体的な症状は?

アレルギー性接触皮膚炎

アレルギー性接触皮膚炎

アクセサリーや衣服などを身に付けた体の部分が、赤く腫れたり、かぶれたりします。

金属アレルギー

全身型金属アレルギー

口の中でイオン化した金属が皮膚や粘膜から体内に取り込まれ、手や足など全身に発症します。

歯周病

歯性病巣感染

歯周病や歯の根の炎症によって掌蹠膿疱症などが起こることがあるとされています。
逆に、歯周病、根の治療を行うことで掌蹠膿疱症が改善することも多く経験しています。

その他

その他

【掌蹠膿疱症】
手のひらや足の裏に膿ができる
【汗疱状湿疹】
手のひらや足の裏の水ぶくれができる
【扁平苔癬】
口の中に白い斑点やレース状の病変ができる

全身型金属アレルギーは、歯科治療の金属の他、食事によって体内に金属が取り込まれることによって引き起こされることもあります。
チョコレートやココア、豆類などには、金属が多量に含まれており、金属アレルギーの方は控えた方がいいでしょう。

実はお口にこんな金属が入っている可能があります

  • アマルガム

    アマルガム

    詰め物に使われてきたアマルガムは、水銀を50パーセント含んだ合金です。口の中で水銀が溶け出し体内に蓄積され、金属アレルギーの症状を引き起こすことがあります。

  • 金銀パラジウム合金

    金銀パラジウム合金

    被せ物に使われます。天然の歯より硬く、噛み合わせの衝撃が蓄積されることで、首や肩のこり、腰痛、頭痛など、全身の不調を引き起こす可能性があります。

  • 銀合金

    銀合金

    歯の土台に使われる金属です。年月を経るとともに劣化します。

04歯医者での金属アレルギーの治療

治療する歯科医師の様子

①原因となる金属の除去、置換

皮膚科で行うパッチテストでは、患者様の体がどの金属にアレルギー反応を起こすのかを検査します。口の中に使われている金属に陽性反応が示された場合、その詰め物や被せ物、入れ歯を除去するか使用をやめます。

また金属アレルギーの心配がない、患者様の体質に合った歯科材料による修復・交換治療を行います。

ただし、陽性反応が示された場合であっても、その原因のみを除去することで全ての症状がなくなるとは限りません。原因の除去で改善することが多い金属アレルギーですが、複数の物質が原因となっている場合や環境によって引き起こされる場合もあります。

レントゲン

②病巣除去のための治療

レントゲンに移った歯の根っこにある病巣や歯周疾患を診断して、総合的な判断のもと治療計画を立て、経過を見ながら治療を行います。

具体的な方法として抜歯や扁桃摘出(耳鼻科との連携による)なども検討されます。

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