こんにちは。鈴木歯科クリニックの柏倉です。
この頃の山形は雨の日が続きますね
最近の当院の予約状況は6月12日ころまで満員状態です。お電話の予約で数年振りのご予約の患者様もいらっしゃいますが、だいたいの方は
「歯が少し痛くなってきました。○○日は予約空いてますか?」という感じです。(中には今日をご希望の方もおりますが・・・)
医院側としては「何とか受けいれてあげたい」と思うのですが、平日でも朝から晩まで予約が満員状態でさらに数日前からちゃんとご予約をとっておられる患者様の事も考えてしまいます。
「でしたら、今回は応急処置で次回から予約をとっていただき、きちんと時間をとって看ますのでいかがでしょうか?」と急患の患者様に提案させていただくことも多々あります。中には「じゃあもういいです。」とガチャンと電話を切られることもあります。
先日も3年振りに久しぶりの患者様からお電話が入りました。
「さし歯が欠けてしまいました。前歯なので目立つのが気になります。今から行ってもいいですか?」時間は5時30分すぎ。受付終了は6時。ご予約の患者様はすでに2人は待っている状態でした。さらに6時の患者様も今から来院します。
現在の医院の状態をお話ししたところ、返事はやはり「じゃあいいです。考えてみます。」の一言でそのお電話は終了しました。
お電話くださった患者様のお顔は3年振りでも覚えています。「何とかして差し上げたいけど、今日の今日では無理だ・・・」と判断した結果でした。
2日後、同じ患者様よりまたお電話が入りました。「予約入りにくだろうけど、やっぱり鈴木歯科クリニックに通いたいからお願いします。本当は5時30分に仕事が終わってから行きたいけど無理だってことわかったから・・・休憩時間もらっていきます。」とのことでした。さっそくちょうどキャンセル空きがでた時間帯をお伝えすると、今回はすんなりとご予約をしていただけました。
患者様には患者様の予定や生活スタイルがあるのは十分理解しているつもりですが、やはり予約時間で動いている歯科治療では、ご期待に副えない時もあります。このお電話の患者様は「休憩時間をもらっていきます。」と医院側に歩み寄ってくださり「鈴木歯科クリニックに通いたいから」と嬉しいお言葉までくださいました。
最初のお電話では「申し訳ないなぁ」と思っていましたが2回目のお電話は「本当にありがたいなぁ」と思った出来事でした。